PAGETOP

金昌仁実践哲学教育院

  1. HOME
  2. 実践哲学
  3. 覚書

覚書

指で拡大表示(ピンチアウト)できます

音声

テキスト表示はこちら

追伸

父は思う
此の世で 心ある人間として 目に見える物よりも金よりも
最も尊い貴重なものは何かを 自らを問い
自らを 心を開いて学び 知る事であり
自らを 確と 心を以て 悟る事である
それは
人間だけが持つ 清い心 美しい心 健全な心の上に
誠の真心を以てこそ 確かなる
人の世の平和 人の世の幸福 人の世の繁栄を
心豊かに 創り築き上げられるものであります

父は思う
此の世で 何事にも深く 誠 正しく理解され
限りなく 心底から 唯一 最も信じて止まぬ 最愛の妻
心は優しく 清く 美しい純な心に 堪らなく好きである母を
最後の最後まで 守りきれなかった事を
儘ならぬ 此の天命を許しておくれ
母は 寂しいかな一人ぼっちになってしまった
此の世で頼れるのは唯一 君達だけだ

父は思う
此の世で母は 誰よりも
家族を最も愛し 精魂尽くした良妻賢母である
誠を以て愛している
父のいない 寂しい一人ぼっちになってしまった母を
よろしく頼む
父の一生涯に於いて 言葉では言い尽くせない程 多大なる
お世話になり 心から深く感謝している

此の世ではもう会えない
父は君達に 深遠なる誠の
心から捧げる ありがとう

西紀二○○六年五月五日

息子達夫婦 娘達夫婦へ

父 金昌仁